TOPジオックスプレス製品関連カッタ停止時の切羽崩壊リスクに備える
泥水式推進・シールド工法向け
“切羽崩壊防止剤” とは?

カッタ停止時の切羽崩壊リスクに備える
泥水式推進・シールド工法向け
“切羽崩壊防止剤” とは?

“泥水式推進工法やシールド工法では、掘削中の“切羽安定”が施工品質を大きく左右します。特に、細粒分の少ない砂質地盤や崩壊性地盤では、カッタ停止時に思わぬリスクが発生することがあります。その対策として有効なのが、 “切羽崩壊防止剤” です。
今回は、切羽崩壊防止剤の役割や施工メリット、使用方法について解説します。

 泥水循環停止時に起こる問題

泥水式推進・シールド工法では、泥水圧によって切羽を保持しています。
しかし、カッタを停止し泥水循環が止まると、チャンバー内の土粒子が沈降する場合があります。
すると、

・チャンバー内の土砂が沈降
・地下水がチャンバー内へ流入
・切羽上部の地山が緩む
・地山崩壊による道路陥没
といった施工リスクが高まります。
特に細粒分の少ない砂層では、泥水中の土砂が分離しやすく、切羽保持が不安定になりやすい傾向があります。

 切羽崩壊防止剤の特長

切羽崩壊防止剤は、泥水中の土砂沈降を抑制し、チャンバー内の泥水状態を安定化させる薬剤です。
カッタ停止後にチャンバー内へ注入し、泥水と混合することで、

・土砂の沈降抑制
・地下水流入の抑制
・切羽安定性の向上
を実現します。

 こんな現場で効果を発揮

切羽崩壊防止剤は、特に以下のような現場で有効です。
・細粒分の少ない崩壊性砂層
・地盤沈下リスクを抑えたい市街地施工

施工条件が厳しいほど、その効果を発揮します。

 使用方法

施工時は、主剤・助剤を以下の手順で混合して使用します。
1.主剤をタンクへ投入。助剤をタンク内へ送液。
2. タンク内でハンドミキサーで攪拌。
3. ポンプで混合液をチャンバー内へ注入。
4. 注入後、配管内に助剤を注入して洗浄。

主剤溶液 助剤溶液 合計
チャンバー1㎥
当たりの配合
0.3~1.2L 19.7~18.8L 20L

*使用にあたってはテーブルテストを実施してください。

<施工イメージ図>

 施工事例

細粒分6.5%以下の崩壊性砂層において、推進管1本ごとに切羽崩壊防止剤を注入。
施工期間中、切羽崩壊・地盤沈下は発生せず、φ3,000mm/L=460m を安全に到達。

掘進停止時の切羽安定効果を確認しました。

 まとめ

切羽崩壊防止剤は、崩壊性地盤において泥水循環停止時のリスクを抑え、泥水式推進、シールド工法の安全施工を支える製品です。

本製品のほか、難工事や推力低減・コスト削減など推進工事でお困りの方は弊社へご相談ください。それぞれの現場に最適なものをご提案いたします。

 製品情報

切羽崩壊防止剤