はじめに
ボーリング工事や井戸掘削などの現場で、「泥水の粘性があがって作業がしづらい」などといったお悩みはありませんか?
そこで今回は、泥水再生剤「太助」を使った、現場で役立つ対策をご紹介します。
①濃くなった泥水の粘性をさげます
シルト層、粘土層では泥水が高濃度になり、粘性が高くなります。通常は水を足して薄める「水割り」で調整しますが、これだと泥水の量が増えてしまいます。
そこで、「太助」の出番です。
水の代わりに少量の「太助」を入れるだけで、濃くなった泥水がサラサラになり、作業性が大幅に改善します。
✅ 泥水の量を増やさず
✅ 粘性だけを下げることができる
というメリットがあります。※ただし、比重は変わりません。

②セメントによるゲル化を抑えます
ベントナイト泥水にセメントが混入してしまうと、泥水が固まる「ゲル化」という現象が起こります。この状態になると、
・ポンプが詰まる
・泥水循環しなくなる
など、現場に大きな支障をきたすことがあります。
少量の太助を加えることで、こうしたゲル化を抑えることができ、泥水を安定した状態に保つことが可能です。

③ホレール泥水の分離を抑えます
ホレール泥水でシルト層・粘土層を掘削すると、「泥水がホレールと固形分に分離してしまう」という問題が起こることがあります。
この状態では、泥水の性能が不安定になり、掘削効率も低下します。
しかし、「太助」を添加すると、泥水の分離を抑え、均一な状態を保つことができます。
✅ 泥水が安定
✅ 掘削状態が良好
✅ トラブル防止につながる
といった効果が期待できます。
まとめ
泥水のトラブルは、作業効率の低下につながりがちです。「太助」を使用することで、
✔ 泥水がサラサラになる
✔ ゲル化を防げる
✔ 分離しにくくなる
といった多くのメリットが得られます。
上記の室内試験の様子はYouTubeに公開していますので、ご参照ください。
使用方法についてはカタログやHPの製品情報をご確認ください。
泥水トラブルでお困りの方は、お気軽にご相談ください。現場条件に合わせた添加量や導入事例もご案内します。