TOPジオックスプレス推進工施工条件に応じた滑材の選定と提案
~ 当社滑材の施工実績 ~

施工条件に応じた滑材の選定と提案
~ 当社滑材の施工実績 ~

今回は、クリアランスが片側72.8mmという厳しい施工条件下において、現場条件に適した滑材を選定・提案し、採用いただいた施工事例についてご紹介します。

 現場概要

推進管呼び径:Φ900 mm
推   進   延   長: 115 m
土              質: 砂礫玉石層
推   進   管   種: 水道用鋼管Ⅰ型
クリアランス:片側72.8mm

 クリアランスを片側72.8mmとした理由

今回の施工現場は、砂礫玉石層であることに加え、上層ほど軟らかく、崩壊しやすい多層地盤であり、さらに上り勾配が3.1°と急な条件により、掘進機が上方向に向きやすくなり、蛇行する可能性が非常に高い状況にありました。
通常のクリアランスである片側20mm程度では、掘進機が蛇行した場合に推進管と地山が接触しやすくなり、推進力が上昇することが懸念されます。そこで、多少の蛇行が生じても推進管と地山の接触を防止できるよう、使用する掘進機をΦ800用(外径1,000mm)からΦ900用(外径1,110mm)に変更し、クリアランスを通常の約4倍となる片側72.8mmと大きくして施工することとなりました。


これにより、推進管と地山の接触は抑えられる反面、地山の崩落が起こりやすくなり、地上では地盤沈下、地下では礫のせり込みによる推進力上昇の懸念がありました。そこで今回の施工では、地山の崩落を防止し、安定した掘進を実現するための滑材が必要となりました。
当社では、こうした施工条件を踏まえ、現場の地盤条件や施工環境に合わせたオーダーメイドの滑材を提案しました。

 施工実績

当社の滑材が採用され、上記の表のとおり、計画推進力を大幅に下回る推進力で無事に到達しました。到達時の周面抵抗も1.15kN/m²と、非常に低い値に抑えられました。また、施工中に蛇行することもなく、予定どおりの精度で推進することができました。
地盤沈下については、推進工事中はもちろん、工事完了後も、安定した状態を維持しているとの報告をいただきました。

 まとめ

今回の施工では、片側72.8mmという大きなクリアランスに加え、砂礫玉石層や多層地盤、急な上り勾配など、滑材にとって厳しい条件が重なっていました。このような現場では、施工条件を的確に把握したうえで、地山の安定性や推進抵抗などを考慮した滑材の選定が重要となります。
当社では、現場ごとに異なる地盤条件や施工条件を踏まえ、必要な性能を検討したうえで、最適な滑材をご提案します。

 製品詳細

こんにゃく充填剤300/700